英語キャリアコース、1年の坂巻です。
11月17日のコース別研修で「日の丸自動車興業株式会社」と「株式会社ツーリストエキスパーツ」に伺いました。

午前中は「日の丸自動車興業株式会社」を訪問しました。
日の丸リムジングループの中の1社で、主に貸切観光バスの運行を行う観光バス会社です。
2階建てのオープンバスや水陸両用バスなど他社にない珍しいバスの運行も行っており、東京駅やお台場、横浜などで見かけたことがある人も多いと思います。
説明会では、バスやバスガイドに重点を置いたお話を伺いました。
「バスの運行も時代に対応しなければならない。」という言葉が印象に残っています。
貸切バスはバス1台単位で販売していたのを、最近の旅行は団体よりも個人のほうが多く、プランも旅行会社で考えたセットのプランよりもSNSなどを活用して自分でオリジナルのプランを立てる人が増えてきていることから、座席単位で販売するようになってきているそうです。
説明会後、会社と車庫の見学をしました。

座席数や車高、ラッピングなどの種類が異なる観光バスがたくさんあります。
最後は観光バスで東京駅の2階建てオープンバスの乗り場付近までガイドしていただき、質疑応答では、現役バスガイドの方が新人の頃の話や就活のポイントなどを教えていただきました。
質問の時間が終了しても、仕事で印象に残っていることを街並みの話と織り交ぜて話してくださり、プロの意識を学びました。
話の引き出しや話すタイミングが整っていてコミュニケーションの勉強にもなりました。

午後は「株式会社ツーリストエキスパーツ」を訪問します。
KNT-CTホールディングスグループの中の1社で、旅行・観光業界に強い人材サービス会社です。主に添乗員や空港、ホテル、イベントなどのスタッフの人材派遣を行っています。
説明会では、派遣会社の概要と添乗員の仕事、観光業界について教えていただきました。

派遣会社には、派遣先の現場で働く人とその働く人のスケジュールや勤怠などを管理する人がいます。
そのため全ての仕事に他の人が関わっており繋がりを感じることができるそうです。
添乗員の方たちは現在、修学旅行シーズンで色々な所に行っていて忙しいそうです。
私は観光業界についてのお話が1番印象に残っていて、コロナ禍での観光業界の動きについて体験談を交えて教えていただきました。
コロナにより派遣の業務受託が増え、ワクチン接種会場の運営など団体を相手にする仕事に添乗員のノウハウを活かしているそうです。
また、SNS利用やインバウンドの増加に伴い、これからも観光業界は発展していくと考えていると教えていただきました。
質疑応答では、「大学生のうちにしておくべきこと」についての質問に「たくさんの人とコミュニケーションをとること、SNSよりリアルを追求すること、世界へ視野を広げてみること、やりたいことに挑戦すること、思い浮かんだことをメモしておくこと」と教えていただきました。
最後に担当の方から私たちに「1番印象に残っている旅行は？」という質問があり、全員が緊張しながらも答えていきました。

２つの企業では大人数を相手にする仕事で対応は異なっていても、お客様をよく見て対応することをとても大切にしていることは特に共通しており、「どんなに緊張しても相手は人だから怖がる必要はない。相手をよく見て、相手のために何ができるか考える。」ということをどちらの企業の方もおっしゃっていたのが印象的でした。
私は緊張で人と話すことが出来なくなってしまうことがあるので、この言葉にハッとしました。怖がらず相手をちゃんと見て話せるように頑張りたいと思います。

「日の丸自動車興業株式会社」の皆様、「株式会社ツーリストエキスパーツ」の皆様、貴重なお時間を本当にありがとうございました。