空港ビジネスとホスピタリティ④

2024.08.24

研修最終日の3日目は、午前中に機内食を製造する株式会社ティエフケーを訪問しました。



講話では、企業の説明、事業や業務の内容、サステナビリティへの取り組みなどについて説明を受けました。
日本で初めてのケータリング会社であり、シンガポールの企業のグループ会社でアライアンスに関係なく国内外50社の航空会社と契約されていると知り、長年信頼されている企業だということが分かりました。
他にも機内食事業だけではなく、ホテルやレストランの食事を作っていたり、オンラインサイトで機内食を販売したりなど、さまざまなことに挑戦されているところも印象に残ります。
また、社員の中には多国籍の方も多くいらっしゃいました。
実際に、イタリア人のシェフの方の仕事場をみせていただくと、明るく声をかけてくださいました。
会社内での公用語は日本語と英語だということを知り、英語にも力を入れている企業だということを実感します。

その後、会社の隣にあるホテルの成田エアポートレストハウスに移動し、ホテル内にあるレストランでお昼ご飯をいただきました。
ホテル内のレストランでは、株式会社ティエフケー直営の料理が提供されており、企業の特徴でもあるプロの料理人による本格的な料理を食べることができます。
どの料理も本格的でとても美味しかったです。
このおいしさから、機内でも本格的な料理でお客様に楽しんでもらいたいという想いを感じました。
ご馳走様でした。
 午後は、空港内の免税店やブティック、飲食店などの店舗を運営している株式会社NAAリテイリングを訪問しました。
最初に企業についての講話をお聴きします。
販売員の仕事内容について詳しく説明していただき、販売員として活かせるスキルやお客様一人一人に合わせた丁寧な接客をする上でのポイントなどを教えていただきました。
その後は、グループに分かれて実際に販売されている化粧品を使って販売員の体験です。

お題に書かれているお客様の国籍や希望に合わせた化粧品をグループで考え、選んだ理由やポイントをまとめて発表をします。
実際に体験してみて、国籍によって好みの傾向や特徴が違うことや、空港という特徴から、商品を購入する目的を的確に伺い、お客様の要望に合った商品を提案するのはとても難しいことだと感じました。
また、お客様は搭乗時刻が決まっているため、その限られた時間の中でサービスを提供している販売員の方のスキルはすごいなと感じます。
日本を離れるお客様の最後のお買い物かもしれないという思いを大切に、お客様と接するやりがいを感じる仕事だと思いました。

事後授業ではこの研修で学んだことをまとめて、グループ発表と個人発表を行いました。
お世話になった方々から教えていただいたことや学んだこと、お客様へ最高のサービスを提供するための企業の想いなどを改めて振り返る良い機会になりました。
また、先生や仲間からコメントをいただき、ここまで頑張ってよかったと達成感を味わい、嬉しくなりました。



今回の「空港ビジネスとホスピタリティ」の集中授業を通して、興味のある航空業界の仕事、空港の仕事ついてたくさんのことを学ぶことができました。
また、この研修で共に行動した先生や仲間と意見を交換し合ったり協力したりすることで、より関係を深めることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。
実際の現場を見たり体験したこと、企業の方から教えていただいたことを忘れずに、さらにこれからも航空業界、空港の幅広いビジネスへ視野を広げて、興味・関心をより深め、私もお世話になった方々のような社会人になれるように今後も成長していきたいと思います。
お世話になった企業の皆様、ありがとうございました。

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