国際観光コース、1年の赤木です。
11月13日のコース別研修で私たちは、ウエインズトヨタ神奈川株式会社とオーケー株式会社の2社を訪問いたしました。

まず訪問したウエインズトヨタ神奈川株式会社では、50分ほどの会社説明を受けた後、実際にショールームを見学させていただきました。会社説明では、企業の歴史、トヨタ車ができるまでの工程、そして地域に根ざした取り組みなど、幅広い内容を丁寧に教えていただきました。特に印象的だったのは、接客に対する姿勢についての質問に対するご回答です。「表情」「姿勢」「お客様に寄り添うこと」を常に意識しているとお話しされ、基本的な所作の積み重ねこそが信頼につながるという言葉が心に残りました。

その後のショールーム見学では、新車の展示スペースや整備の受付カウンターなどを間近で見ることができ、実際の職場の雰囲気を肌で感じることができました。スタッフの方々がお客様一人ひとりに丁寧に対応されていて、「お客様に安心して車を選んでいただく空間づくり」を徹底していることが伝わってきました。

続いて訪問したオーケー株式会社では、40分ほどの会社説明を受けた後、20分程度の店舗見学をさせていただきました。オーケーは食料品、日用雑貨、衣料品など、日常生活に欠かせない商品を幅広く扱うスーパーマーケットであり、「高品質・Everyday Low Price」を掲げ、メーカーが製造した商品をどこよりも安く提供していることが特徴です。説明の中では、景気に左右されにくい安定した業種であることや、「生活を支えるインフラとしての役割」を担っているという話が特に印象に残りました。

見学では、整然と並べられた商品棚や効率よく配置されたバックヤード、スタッフの無駄のない動きなど、安さの裏にある努力を実際に見ることができました。コストを抑える工夫を徹底しつつ、品質の高さも保つという、企業としての強いこだわりを感じました。

今回の2社訪問を通して強く感じたのは、どちらの企業も「人」を大切にされているという点です。ウエインズトヨタ神奈川では、お客様との向き合い方に誠実さがあり、社員一人ひとりが接客の基本を大切にしていることが分かりました。一方でオーケー株式会社では、生活に密着した商品を扱いながら、消費者の立場を常に考え、低価格で提供する姿勢が印象的でした。

企業ごとに業種は異なりますが、「お客様に信頼されるために何ができるか」を常に考え続けている点は共通していました。今回の研修を通して、企業選択は事業内容だけでなく、働く人たちの姿勢や企業の価値観を重視することが大切だと改めて感じました。将来、私自身が接客業に携わる際にも、今回学んだ「基本を大切にする姿勢」を活かしていきたいと思います。