コース別研修 ANA(全日本空輸株式会社)
2025.05.29

国際観光コース、1年の酒井です。
5月29日、初めてのコース別研修がありました。入学前から実際の企業に訪問できることをとても楽しみにしていました。訪問に際しては、事前に企業情報を入念に調べました。
私たちは、航空会社ANA(全日本空輸株式会社)の機体整備工場(ANA Blue Hangar)を訪問しました。(ANA(全日本空輸株式会社)は多くの方が利用経験をお持ちかと思いますが、主に航空輸送事業のサービスを提供する企業です。)今回はその中でも、ANA機体整備場にて飛行機の整備についてお話を伺う機会をいただきました。
まず初めに、基本的な整備方法の種類や内容について、約10分間のVTRを視聴しました。VTRの説明で最も印象に残ったのは、一台のエンジンを整備するのに1ヶ月以上もの時間がかかるということです。その後、飛行機の整備についての基本的な知識を頭に入れ、実際に整備工場の中を見学しました。
最初に驚いたのは、整備工場の中に入る前に保安検査のようなものを受けたことです。工場内は髪の毛一本たりとも落とせないほど厳格な場所であり、持ち物の検査も厳重に行われました。
整備工場の中には、ボーイング787-9などのANAの飛行機が駐機しており、間近で見ることができました。普段目にすることのないエンジンの内部も、直接見ることができ大変貴重な体験でした。他にも、飛行機の翼やレーダードームの構造、ボーイング787型機の特徴、操縦室に関する詳しい説明なども伺うことができました。
見学終了後には、ガイドを担当してくださった方に直接質問する時間を設けていただきました。私が質問させていただいたのは客室乗務員(CA)出身の方でした。「英語以外で話せた方がいい言語」についてお聞きしました。1つだけの言語を話せることよりも、色々な国の“挨拶”や“ありがとう”と“ごめんなさい”などの簡単であってもコミュニケーションの基本である言葉を覚え心を込めて伝えられることが大切というご意見を伺い、大変勉強になりました。
私は今回のコース別研修で、「縁の下の力持ち」として働く方々の仕事の重要性を深く理解することができました。普段からお客様の安全を第一に考えながらお仕事をされているからこそ、どの職種の方も気持ちを一つにして、快適な空の旅をお客様に届けてくださっているのだと改めて感じました。就職したい企業を選ぶ際には、その仕事の本質を深く考え、自分が貢献できる企業に出会いたいと考えています。見学のガイドをしてくださった皆様、ありがとうございました。