空港ビジネスとホスピタリティ④

2022.08.24

研修最終日の3日目、午前は株式会社ティエフケーを訪問しました。
講話では、人事の方から日本の機内食の歴史が株式会社ティエフケーの創設者の方から始まったことを伺い、長い時間をかけて世界の航空会社の機内食が発展したことを知りました。
 

料理長に案内いただいた工場見学では、衛生管理の意識が高く、社員の皆さんが帽子から靴カバーまで気を配り、食中毒を起こさない安全な食事を提供していることを体感しました。
宗教食を作っている場所では、豚肉の取扱いが厳格に決まっていて、その調理場を担当する方も決まっているというお話を聞きプロフェッショナルな仕事だと思いました。
お昼には、株式会社ティエフケーが通信販売も行っている世界のお料理のメニューからシンガポールの「ラクサ」と「カレーチキンドリア」をいただきました。

通信販売で購入でき、家で本格的な世界のお料理が食べられるのはとても魅力的だと思いました。
そして最後に、マネージャーの方が、株式会社ティエフケーは、飛行機を利用するお客様には直接知っていただく事はなく、お客様(50社以上のお取引先航空会社)を引き立てる「黒子(くろこ)的な役割です」とおっしゃっておりました。
今回の3日間の研修で、空港の仕事には多くの種類があって、それぞれの会社が分担して1機の飛行機が飛ぶことができることを知りましたが、その食事を担当する株式会社ティエフケーは、楽しい旅の思い出になる「美味しい機内食」を担当する、大切な縁の下の力持ちだと思いました。

午後は、成田空港の各ターミナルを見学し、航空会社やピクトグラム、そして空港の特徴などのフィールドワークを行いました。
 
第3ターミナルは、LCC(格安航空会社)専用に作られたターミナルであるため、施設全体の作りにお金をかけない工夫が沢山見受けられ、第1ターミナルと第2ターミナルとの特徴の違いを体感しました。

今回の「空港ビジネスとホスピタリティ」の研修3日間を通して、大好きな空港に関わる仕事について具体的に学び体感することができ、研修に参加する前よりももっと空港の仕事に興味を持ちました。
また、今回の研修で今まで関わったことのない他のコースの友達とも仲良くなり、みんなでハードスケジュールだった3日間を協力し合いながらやり遂げた事も良い思い出になりました。
このような交流ができるのも、集中授業の魅力だと思いました。
この研修で学んだ事やお世話になった企業でいただいた言葉を、今後の就職活動に繋げていきたいと思います。

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